世界保健機関による国際疾病分類ICD-10、米国精神医学会による精神障害診断分類DSM-IVでの診断を行います。
診断にもとづいて心の病気のさまざまな症状を軽減するお薬を処方し、効能や副作用などの薬剤情報を提供します。
精神科医により、簡易的で支持的なものから洞察的で特殊なものまで、その症状や病態に応じて行われます。
必要に応じて臨床心理士により子供からお年寄りまで種々の心理検査や心理療法(来談者中心的なものから各種アート・セラピーまで)が提供されます。
精神科医、臨床心理士のチームにより、不登校から子供のうつ病そして摂食障害、発達障害など種々の児童思春期に生じる行動・情緒の障害に対して、診断と治療サービスが提供されます。必要があれば学校関係者・保護者を交えてカンファランスが行われます。
精神科看護師あるいは精神保健福祉士・作業療法士により家庭訪問を行い、自宅療養や社会生活上のさまざまな援助を行っています。
精神保健福祉士により精神保健及び社会福祉に関するさまざまな相談、援助を行っています。
ストレス関連障害の患者さまのためのケア病棟です。多くは個室となっておりプライバシーに配慮した治療が行われます。たとえばうつ病の方の静養から複雑型心的外傷後ストレス障害の方の心理的治療まで幅広い用途に利用されます。精神科医、看護師、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士、薬剤師等のチームにより、患者さま一人一人のニーズに統合的なケアが提供されます。
種々の認知症疾患の方の治療病棟です。認知の中核症状や随伴精神症状の程度に応じて薬物療法や機能回復のためのリハビリテーションが行われます。また必要に応じて家族とともに在宅療養訓練が行われます。精神科ソーシャルワーカーを含むチームで治療方針を立て、個々の高齢者にフィットしたケアを退院後の在宅療養や施設ケアに結び付けていきます。
統合失調症その他の方のための病棟です。開放病棟であり患者さまは思い思いに外出を楽しんだりしながら、SST(生活技能訓練)やOT(作業療法)プログラムに参加し、生活の向上や楽しみ作りそして社会復帰にむけた準備をします。
保護を必要とするような、急性期あるいは慢性増悪期、そして重度の症状や障害を持つ患者さまのためのケア病棟です。PICU(精神科集中ケアユニット)を整備しており、重い病態に対してもその状態に応じた集中的ケアが行われます。
通常は慢性の精神障害の方の回復プログラムとして行われます。社交技能から金銭管理等まで社会生活に必要な技能を修得するプログラムです。当院ではストレス関連障害の方にもアサーショントレーニングやアファメーショントレーニング、リラクゼーションプログラム他を実施しています。
アルコール依存症の方のための回復プログラムです。ミーティングや酒害学習会などの院内のプログラムと地域の断酒会やAAへの参加を並行して行っていきます。
種々のActivity(活動)を通して、それぞれの患者さまが持つ健康な心身機能を引き出したり、増強したり、新たに発見したりすることを目的としています。作業療法士がその人の機能レベルや生活目標に合わせて種々のメニューを提供し、最終的にはさまざまな領域での生活の質の向上を目指しています。園芸や陶芸、料理やスポーツ、パズルや手芸etc、他にも種々の活動が工夫されています。
外来の患者さまが対象のプログラム。月、火、水、金曜の週4回実施しています。居場所や仲間作りそして規則正しい生活や就労までと個々の目標に合わせた活動を提供します。心理スタッフや精神保健福祉士により心理教育やソーシャルクラブプログラムも実施しています。
精神科医により個人精神療法の中で行われる療法です。
臨床心理士により児童思春期外来で行われる療法です。
低学年の子供たちのための療法です。セラピストと遊具で遊びながら、心のケアや成長発達を支援していきます。
臨床心理士により芸術療法の一環として行われる療法です。